専攻長メッセージ

 東京都立大学理学研究科数理科学専攻では、各分野の研究成果の社会還元の一環として、一般の方々を対象に、数理科学の最前線の研究や展望を紹介するコロキウム(談話会)を開催しております。

 今回は、以下の内容で開催いたしますので、奮ってご参加ください。この機会に、本専攻に対するご理解を、より一層深めていただければ幸いに存じます。

プログラム

 
第22回数理科学コロキウム 〜数理科学の最前線と展望〜
2025年5月24日(土)
東京都立大学 南大沢キャンパス 12号館101教室
10:30 佐藤 峻 准教授 “保存則をもつ発展方程式に対する構造保存数値解法”
概要:時間発展する物理現象を記述する偏微分方程式は、物理的・数理的に重要な保存則をもつことがあります。保存則のような重要な構造をもつ微分方程式の解を計算機を用いて近似計算する際に、その構造を再現することで質の良い数値解を得るための技法が構造保存数値解法と呼ばれています。本講演では、構造保存数値解法の概要や近年の進展を紹介します。
11:20
休憩
11:30 数川 大輔 准教授 “測度の集中現象に基づいた測度距離空間の収束理論”
概要:測度の集中現象とは、高次元空間にみられる測度の偏り現象のことである。Gromovはこの現象を空間の収束理論と結びつけ、リーマン多様体などの空間列の高次元挙動の研究を創始した。本講演では、測度の集中現象について簡単に解説し、それに基づいた空間列の収束理論について講演者の結果も交えご紹介したい。
12:20
休憩
13:30
以降
2025年度大学院説明会(理学研究科数理科学専攻)

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